クレカのABC編集長の早瀬(@card_abc)です!
"生活費をクレジットカード払いで管理した方がいい"
そう気づいているあなたはとても賢いです。
生活費は毎月かかる上に数年間で膨大な金額になりますからね。
だからこそわずかなお得さの違いで、節約の度合いが大きく変わります。
生活費支払いでポイントやマイルを貯めまくることができるおすすめのクレジットカードを紹介します。
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生活費支払い管理用クレジットカードのおすすめ基準
生活費に含めるもの
この記事中で「生活費」と呼ぶのは、家賃などクレカで支払えないものを除き、以下のような基本的なもの全般です。
- 食費
- 日用品費
- 水光熱費
- 交際費
- 雑費
携帯などの通信費でお得なクレジットカードや税金・公共料金の支払いでお得なクレジットカードは別の記事で紹介しているので、あえて割愛します。
1番お金のかかる「日々の出費」において、お得なクレジットカードを紹介します。
生活費支払い管理用クレジットカードの選び方
生活費支払い管理用クレジットカードの選び方は、ざっくり2つあります。
- 万能なカードを1枚持つ
- 複数のカードを使って各支払いを最大限お得にする
1は2に比べてお得度が低い代わりに管理が非常に楽です。
逆に2は財布が膨らんだり、各カードの支払い状況やポイント反映日がバラバラで管理が大変な代わりにお得度が高いです。
あなたの生活タイプはどれ?
では具体的にあなたのタイプにあったおすすめクレジットカードを紹介します。
あなたの希望をクリックしてください。
タイプごとに厳選したおすすめカードを紹介します。
生活費すべての支払い管理を1枚で完結させたい人におすすめのクレジットカード
1枚で完結させたい場合は、ネットショッピングの比重が多いか、実店舗での比重が多いかによって変わります。
ネットショッピング全般に強いカードと、実店舗全般に強いカードをそれぞれ紹介します。
※ネットも実店舗もその他のすべて1企業に集約させて超お得にしたい人は以下のボタンを押して下さい
ネットショッピング多めならオリコカード・ザ・ポイント
ネットショッピングはポイント2倍以上
ふだんの買い物をネットショッピングで済ませることの多いあなたには、オリコカード・ザ・ポイントがおすすめ。
オリコカード・ザ・ポイントのポイント還元率は1%で、ネットショッピングをする場合は2倍以上になります。
条件は1つだけで、オリコモールというサイトを経由していつものネットショップにアクセスすることです。
数秒で済みますね。
年会費も永年無料で、最初の半年間はさらにポイント2倍でお得以外の何者でもありません。
対象のネットショップ
オリコモールにはすべてのネットショップが掲載されているわけではありません。
以下が人気の対象店舗です。
対象 | 還元率 |
---|---|
amazon | 2倍 |
楽天市場 | 2倍 |
ヤフーショッピング | 2倍 |
じゃらんnet | 2.5倍 |
amazonファッション | 2倍 |
Apple | 2倍 |
DHC | 2倍 |
ビッグカメラ | 2倍 |
セシール | 2.5倍 |
ベルメゾン | 2倍 |
LOHACO | 2.5倍 |
またこれらはあくまで通常時の還元率で、一部のショップのポイントアップキャンペーンが頻繁に開催されています。
ポイントの交換先・使い道にも死角なし
オリコカード・ザ・ポイントは、ポイントが貯まりやすいだけでなく、交換先が充実している点が魅力です。
まずギフト券だと以下があります。
ギフト券にほしいものがなければ、人気ポイントへ同レートで移行できます。
※マイルのみレートが違う
ポイント貯まったけど使い道なくてムダにしたといったことはオリコカード・ザ・ポイントならあり得ません。
実店舗多めならリクルートカード!マイルも貯まる
業界トップクラスのポイント還元率
実店舗での買い物が多い人は、リクルートカード一択です。
リクルートカードの通常ポイント還元率は1.2%で、業界トップクラス。
特定の店舗でお得なカードを使っても、別の店舗で使えば還元率は0.5~1.0%のものがほとんどでしょう。
買い物場所が複数ある人は、結局トータルで見たら大してお得になっていなかったという事がよくあります。
還元率1.2%ってどのくらいお得?
2018年の政府の家計調査をもとに、還元率1.2%のお得さをシミュレーションしてみました。
人気のJCB一般カード(還元率0.5%)と比較しました。
※横スクロールしてください
単身世帯 | 2人世帯 | 4人世帯 | ||
---|---|---|---|---|
毎月の生活費※ | 約15万円 | 約24万円 | 約31万円 | |
リクルートカード 獲得ポイント |
月間 | 1,800 | 2,880 | 3,720 |
年間 | 21,600 | 34,560 | 44,640 | |
30年間 | 648万 | 103万6,800 | 133万9,200 | |
JCB一般カード 獲得ポイント |
月間 | 750 | 1,200 | 1,550 |
年間 | 9,000 | 14,400 | 18,600 | |
30年間 | 27万 | 43.2万 | 55.8万 |
※世帯別の生活費は、今回の定義に合わせて住居費を除いています
出費の少ない単身世帯で考えても、30年後には648万ポイント貯まり、一般的な還元率0.5%の場合と比べて378万ポイントも差が出ます。
参照1:【2018年】家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表(政府統計の総合窓口 e-Stat)
参照2:【2018年】家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表(政府統計の総合窓口 e-Stat)
マイルの還元率もトップクラス
リクルートカードで貯めたポイントは、最終的にJALマイルと交換できます。
(ANAマイルは不可)
2ポイントにつき1マイルなので、還元率は0.6%。
ですが年会費永年無料クレジットカードだと、マイル還元率は良くても0.5%程度です。
わずかな差にしか見えないかもしれませんが、0.6%還元は強力と言えます。
生活費を複数のカードでお得に支払いたい人におすすめのクレジットカード
さまざまなカードを使い分けて徹底的にお得さを追求したいという人には、とっておきを紹介します。
ただし「ヤフーショッピングならヤフーカード」のような、利用者なら普通に知っている内容は割愛します。
スタバによく人はJCB CARD W
ポイントが貯まりにくいJCBカードシリーズから登場した「JCB CARD W」ですが、ポイント特化型です。
還元率は1.0%で文句なし。
加えて「JCB ORIGINAL SERIESパートナーズ」という加盟店でポイントが跳ね上がります。
企業(例) | ポイント還元率 |
---|---|
スターバックスコーヒー (スタバカードチャージ) |
10倍 |
洋服の青山 | 5倍 |
Amazon | 3倍 |
セブンイレブン | 3倍 |
小田急百貨店 | 3倍 |
ワタミグループ | 3倍 |
高島屋 | 3倍 |
ニッポンレンタカー | 2倍 |
ビックカメラ | 2倍 |
昭和シェル石油 | 2倍 |
特にスタバの還元率は異常な上に、他のカードではありえません。
コンビニやマックが多い人は三井住友クラシックカード
三井住友カードはポイント還元率が0.5%ですが、以下のお店を使うときは5倍の2.5%になります。
コンビニやマックも低価格ですが、利用頻度が高くなりやすいお店なので、ちりつもで利用額は馬鹿になりません。
特にコンビニは一生使うものなので、三井住友カードを持っておくと生涯でのお得金額はかなりのものでしょうね。
定番は三井住友クラシックカードです。
優待特典狙いならエポスカード
使い分けをしたい人全員にサブカードとして持っていてほしいのはエポスカードです。
マルイのカードなので、主婦や女性のイメージがあるかもしれませんが、実は男女問わず必須。
なぜならエポスカードは年会費無料にも関わらず、全国1万店舗以上を対象としたさまざまな優待特典が付いているからです。
有名店からマイナー店までジャンルを問わずに混在しているので、お出かけ先のお店で「エポスカードを提示すれば割引」といったことがよくあります。
通常還元率が低いので支払いには向きませんが、財布に忍ばせる割引券代わりとして持っておいてください。
クレジットカードでは生活費を節約できない人におすすめのプリペイドカード
クレジットカードで家系を管理したいと思いながらも、「でも使いすぎちゃうんだよなあ」と思っている方にはプリペイドカードがおすすめ。
プリペイドカードとは、事前にチャージした分だけ使える電子マネーカードです。
nanacoやSuicaが代表的ですね。
毎月の生活費予算をチャージして、それ以上は使えないようにすれば、計画的に利用できますよ。
バンドルカード
バンドルカードは後払いができるプリペイドカードとして有名です。
残念ながらポイントは貯まりませんが、現金だと家計簿つけるの面倒くさいし、ATMの手数料とかとられてもったいないという考えの人なら持つ意味があります。
一部の支払いだけバンドルカードにするというのもありですしね。
ただしクレジットカードと比べると、利用できる店舗やサービスが少ないので、多少限定的な利用になるかもしれません。
Kyash
最強のプリペイドカード
ポイントマニア達に大人気のプリペイドカードがKyashです。
Kyashは還元率1%のプリペイドカードで、クレジットカードからチャージすることでポイントを二重取りできるのが最大の強みとなっています。
しかもVISAカードとして決済できるため「VISAのクレジットカードが使える = Kyashが使える」であり、使おうとしたら断られたなんてことはありません。
還元方法が超お得
Kyashの還元方法はポイントですが、そのまま残高チャージに回せます。
当然1pt=1円なので、全くむだのない使い方ができます。
ポイントの失効や、ほしいものを無理やり見つける無駄遣いも一切必要ありません。
発行手数料や年会費も一切かからないので、持っておかないと損でしかないカードの1つです。
クレジットカードで生活費をより節約するための4つのテクニック
最後に「クレジットカードを賢く使って生活費を節約したい」という人のためにおすすめなテクニックを4つ紹介します。
それぞれ解説していきます。
1. 現金とクレジットカードを併用したいなら用途別に管理する
個人的には完全にクレジットカード払いのキャッシュレス生活にしてしまうのがおすすめです。
しかし併用したい場合は、「固定費と変動費」「自分の出費と家族の出費」「自分の意思で節約できる出費とできない出費」など。
特別な理由もなく現金とクレカを併用しているなら、現金で払った際のポイント分を損しているだけということになってしまいます。
2. 楽天経済圏で生活&楽天カードは最強
画像引用元:楽天株式会社: 採用情報
クレカを活かしてお得に生きる方法はたくさんありますが、結局効果が1番大きいのは楽天経済圏で生活することだと思います。
楽天経済圏で生活するとは、以下のように生活のあらゆる場面で楽天サービスを利用することです。
シーン | サービス |
---|---|
買い物 | 楽天市場 |
美容院 | 楽天ビューティー |
旅行 | 楽天トラベル |
スマホ | 楽天モバイル |
電気 | 楽天でんき |
色々な楽天サービスを使うほど、ポイント還元率が上がったり、相乗効果で爆発的にお得になるように出来ています。
私は楽天経済圏生活を2018年からはじめましたが、生活費のほぼすべてを楽天カードで引き落とし、初年度から11万ポイント以上貯めることができました。
(しかも一人暮らし)
かなり普及しましたが、まだ楽天カードを持っていない人はGETするところから始めましょう。
3. 夫婦や子どもに家族カードを発行してポイントを徹底的に貯める
家族がクレカでポイントを貯めることに関心がない場合、家族カードを利用してもらって、ポイントを大量に貯めましょう。
多くの場合、家族カードの利用に対して付与されるポイントは、本会員のもとに合算されます。
また家族カードだと全く同じ特典で年会費が半額になったり、年間利用額ボーナスの計算に家族カードが含まれたりと、有利な条件が多々あります。
使っているカードの家族カード特典は必ずチェックしましょう。
4. 家計簿アプリと連携して使いすぎ防止
生活費をクレジットカードで管理する上で必ずやってほしいのが、マネーフォワードやLINE家計簿などの家計簿アプリと連携させることです。
連携させるのは、使っているクレジットカードや銀行、プリペイドカードなどすべてです。
これをしないと、現金よりも支払いの実感が薄くなって、気づいたら使いすぎていたということになりかねません。
面倒ですが、1度連携してしまえば何も記入せずに利用データを家計簿化してくれるので、家計簿が1ヶ月続かない私でも余裕でした。
まとめ
生活費を管理するためのクレジットカードは「1枚で完結させたいのか・複数枚駆使してお得さを追求したいのか」で決めましょう。
私は楽天経済圏を活用しているので、基本的には楽天カード、それ以外の部分でリクルートカードを使うことがほとんどです。
また持っているクレジットカードが多いので、マネーフォワードの有料プランで連携して管理しています。
あなたの生活に合ったカードを選んで、少しでもお得な生活にしていきましょう。