クレカのABC編集長の早瀬(@card_abc)です!
はじめてのクレジットカードは、どれを選んだら良いか分かりませんよね。
私は大学に入学してすぐ、キャンパス内で受付をしていたクレジットカードに訳も分からず申し込んで、使っていないのに年会費や手数料をとられて後悔しました。
なのでこの記事では、大学生と相性が良く失敗のない4枚と、その理由を解説します。
大学生がクレジットカードを持つ上でのよくある疑問にもお答えするので、これを読み終えたら、安心してカードを選べるようになります。
[toc]
大学生におすすめの人気クレジットカード4選
以上を踏まえて、大学生におすすめのクレジットカードを4枚選びました。
三井住友VISAデビュープラスカード | 楽天カード | 学生専用ライフカード | amazon Mastercardクラシック | |
---|---|---|---|---|
年会費 | 初年度無料※2年目以降は条件付き無料 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 0.5% | 1.0% | 0.5% | 1.0% |
特典 | コンビニでポイント5倍 | 楽天市場でポイント3倍 | 誕生月はポイント3倍 | amazonでポイント1.5~2倍 |
ゴールドカード | 25歳以降自動ランクアップ | 別途申し込み | 別途申し込み | 別途申し込み |
最短発行期間 | 3日 | 即日発行 | 3日 | 即日発行&利用開始 |
ショッピング限度額 | 10~30万円 | 5~30万円 | 5~30万円 | 10~30万円 |
キャッシング限度額 | 0~5万円 | 0円 | 0~10万円 | 0~50万円 |
詳細 | ||||
公式 |
1枚ずつ簡単に解説します。
①「三井住友VISAデビュープラスカード」でゴールドGET
年会費 | 初年度無料 ※2年目以降は条件付き無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5% |
特典 | コンビニでポイント5倍 |
ゴールドカード | 25歳以降自動ランクアップ |
最短発行期間 | 3日 |
ショッピング限度額 | 10~30万円 |
キャッシング限度額 | 0~5万円 |
メガバンクが発行する信頼の厚いクレジットカードですが、学生も持てます。
18~25歳までは年会費無料なので、早くつくるほど得できるカードと言えます。
「セキュリティの高さ」や「社会的信用」を重視する人は、三井住友VISAデビュープラスカードがおすすめです。
デメリット:年に最低1回使わないと年会費が1,250円かかる
三井住友VISAデビュープラスカードは基本的に年会費無料ですが、カードを利用する前提です。
年に1回も利用しない場合、翌年の年会費が発生する仕組みになっています。
利用しなくなるときは、解約を忘れないように注意してください。
メリット1:20代のうちにゴールドカードが手に入る
三井住友VISAデビュープラスカードは25歳以降の更新のタイミングで、プライムゴールドカードへランクアップできます。
信頼の厚いゴールドカードを20代から簡単に持つ方法は少ないので、ゴールドカードを持ちたいという人はぜひ。
若い内から上位カードを持っておけば、30代でトップレベルのランクのカードを狙える可能性も生まれます。
⇒ 三井住友VISAデビュープラスカードの詳しい解説はこちら
メリット2:貯めたポイントを金券類に交換可能
貯めたポイントは、他社のポイントや景品、金券などに交換可能です。
具体的には、以下のような交換先があります。
- amazon ギフト券
- iTunesカード
- 図書カード
- USJスタジオ・パス
- ハーゲンダッツギフト券
これだけ豊富な交換先があるカードは珍しいので、貯めたポイントを色々な用途に使いたい方におすすめです。
メリット3:学生でも利用限度額を30万円で設定してくれる
三井住友VISAデビュープラスカードは、審査さえ通れば学生でも総利用枠を30万円で発行してくれる可能性が高いです。
ただし条件は、20歳を超えているとしても親権者の同意を提出することです。
通常のクレジットカードは20歳以上であれば、親権者の同意を求めないので、この点は特殊と言えます。
同意がない場合、限度額は最高10万円で発行されます。
②「楽天カード」でポイント貯めまくり
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 1.0% |
特典 | 楽天市場でポイント3倍 |
ゴールドカード | 別途申し込み |
最短発行期間 | 即日発行 |
ショッピング限度額 | 5~30万円 |
キャッシング限度額 | 0円 |
楽天カードは学生から社会人まで幅広く支持されています。
審査も非常に易しく、最短即日発行できて年会費も無料なので安心して申し込めますね。
クレジットカードを持つ目的が「ポイントを貯めるため」なら、間違いなく持っておくべきカードです。
デメリット:学生のキャッシング枠はない
楽天カードは学生に対して、キャッシング枠を設けていません。
そのため海外旅行の際など、海外ATMから現金を引き出したい場合、別のクレジットカードを用意する必要があります。
また他のクレジットカードでも学生だと、0~10万円が限度額になることがほとんどであるということは覚えておきましょう。
メリット1:楽天市場でポイントが貯まりやすい
楽天カードの最大の魅力は、ポイントの貯まりやすさです。
キャンペーンを有効活用することでポイント還元率を最大43%までUPできます。
私が大学生のときは、服や家具・家電などを楽天市場で購入することで、毎年1万ポイント以上を簡単に貯められていました。
学生でもこれだけポイントを貯められるのです。
メリット2:幹事の支払いでもポイント還元率1%
楽天カードは、楽天サービス以外の支払いでもすべてポイントを1%もらえる点も良いです。
他社のクレジットカードでは、自社サービス以外の支払いは還元率1%未満というケースも多く、ポイントを貯めにくい時があります。
楽天カードなら飲み会だろうと合宿費だろうと、何でも還元率1%を保証してくれるので、しっかりポイントが貯まりますよ!
メリット3:一時期に限度額を増額OK
学生に発行されるクレジットカードの利用枠はほとんどの場合、10~30万円までです。
これは学生である以上、収入が少ない人がほとんどなので仕方ありません。
しかし楽天カードなら申請をすることで、最高50万円まで一時的に増額できます。
旅行に行く前や、サークル活動の出費を代表して建て替える際などに使いましょう。
③「学生専用ライフカード」海外旅行や留学のお供に
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5% |
特典 | 誕生月はポイント3倍 |
ゴールドカード | 別途申し込み |
最短発行期間 | 3日 |
ショッピング限度額 | 5~30万円 |
キャッシング限度額 | 0~10万円 |
初めの方向けのクレジットカード「ライフカード」の学生版です。
通常のライフカードの上位互換となっています。
「海外旅行で役立つカード」「学生限定のお得な特典」がほしい人は、学生専用ライフカードが狙い目です。
デメリット:利用制制限は厳しめ
学生専用のカードということで、利用上限金額は通常のクレジットカードより低いです。
具体的には、ショッピング利用で5~30万円です。
とはいえ通常のクレジットカードは、学生だけでなく社会人も使うため限度額が高く記載されています。
実際に大体の学生が付与される枠は、10万円程度です。
メリット1:海外での利用分5%キャッシュバック
海外でショッピングをした内、学生専用ライフカードで支払った分の5%は口座にキャッシュバックされます。
ポイント還元率が上がるというカードはよくありますが、現金で還元されるカードは珍しいです。
また社会人が持つ通常のライフカードにこの特典はないので、学生だけの特権です。
メリット2:最大2,000万円の海外旅行傷害保険
海外旅行傷害保険が自動付帯でついています。
自動付帯というのは、簡単に言うと条件なしで保険が適用になるということです。
※診断証明書など、必要書類はあります。
これで最大2,000万円の保険金が出るのは、非常に安心です。
メリット3:学生でも最高10万円のキャッシングあり
学生にキャッシング枠を与えない楽天カードと違って、学生専用ライフカードは最高10万円まで枠があります。
ただし携帯料金の支払い延滞などで信用情報に傷がある人は、枠をもらえない場合もあります。
海外利用分のキャッシュバックや旅行保険と合わせて、とことん海外利用に適したカードですね。
④「amazon Mastercardクラシック」プライム会員の最強カード
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 1.0% |
特典 | amazonでポイント1.5~2倍 |
ゴールドカード | 別途申し込み |
最短発行期間 | 即日発行&利用開始 |
ショッピング限度額 | 10~30万円 |
キャッシング限度額 | 0~50万円 |
最近話題のamazon Mastercardクラシックです。
amazonプライム会員御用達のカードとして、徐々に注目が高まっています。
amazonユーザーなら持っておくべきです。
デメリット:amazonユーザー以外にはメリットが少ない
amazon Mastercardはamazonユーザーのみをターゲットとしている印象です。
amazonを利用していない人にとっては目立った特典がありません。
メリット1:amazonで最大2%還元
amazon Mastercardクラシックは基本還元率が1%です。
しかしamazonで利用する場合はポイント還元率1.5%、プライム会員なら2%となります。
ちなみにゴールドのポイント還元率は2.5%です。
メリット2:申し込んだ日から使えるカード
amazon Mastercardクラシックは即時審査サービスを行っています。
支払い口座を設定して申し込むと、即日審査を行い、テンポラリーカードを発行します。
カードが家に届くのは後日ですが、申し込んだ日からamazon内でならカードを利用できます。
急ぎでカードが必要な学生には非常にありがたいですね。
大学生こそクレジットカードが必要
学生にクレジットカードはまだ早いという人もいます。
しかし日本人のほとんどはクレジットカードを遅かれ早かれ使うことになるものです。
ならクレジットカードは、扱う金額が社会人よりも少ない学生の内から持つべきです。
大学生がクレジットカードを持つ上での注意点
クレジットカードを持つことで失敗する大学生の行動パターンはまさしく以下です。
20歳台の若者の場合は(中略)、きわめて安易に物を購入したり、あるいは無防備に借金を重ねたりすることにより、それが半ば生活習慣化し、気がついた時には、すでに借金は個人の返済能力を超えて多重債務者になっていた、というケースが多い。
クレジットカードは支払いが後日になるため「借金」の一種です。
それだけは正しく認識しておくように気をつけてください。
大学生のクレジットカード保有率
大学生のクレジットカード所有率は約54%です。
母数の少ないデータなので、参考程度のものですが。
しかし感覚値から言うと、むしろこれより高いと思います。
使う頻度が低い人はいても、1枚も持っていない人は今は明らかに少数派だと感じます。
大学生がクレジットカードを持つべき理由
大学生がクレジットカードを持つべき理由は3つあります。
理由1:クレジットヒストリーを早くから貯められる
クレジットヒストリーとはクレジットカード利用履歴のことで、生涯付きまとうあなたの信用情報です。
トラブルなく利用している年月が長いほど、信用が上がります。
そして将来ゴールドやブラックカードなど審査の厳しいカードを発行する際や、ローン審査などに役立ちます。
理由2:大学生は出費のかさむ時期がある
出費のかさむ時期にクレジットカードは活躍します。
例えば大学生の夏休みです。
私が大学生のときの夏休みは、サークルだけでも合計15万円以上かかっていました...。
夏のバイト代が口座に入ってくるのは夏休みが終わる頃です。
しかし夏休みの出費をクレジットカードで済ませれば、やりくりできます。
理由3:幹事をやればポイント貯まりまくり
大学生は集団での行事や飲み会が多いです。
逆に言えば幹事を務めてクレジットカードで支払えば、4年間で相当な額のポイントを貯める事ができます。
ちなみにホットペッパーなどのweb予約サイトを使って予約すると、幹事無料コースなどのクーポンも使えます。
ポイントが貯まり、サークルメンバーからも感謝されるため良いことずくしです。
家族カードよりも本カード
親のカードの家族カードを持っているという人もたまにいます。
しかし家族カードは一般的に本カードのグレードダウンver.なのでおすすめしません。
年会費無料のもので良いので、本カードを持ちましょう。
大学生でもクレジットカードの審査は通る
大学生でもクレジットカードの審査は十分に通ります。
むしろ学生の方が通りやすいカードがたくさんあります。
審査されるのはあなたではなく親
学生が通りやすい最大の理由がこれです。
親の扶養下にある学生の場合、支払い能力は本人ではなく親の年収で判断されます。
もちろんそれ以外の項目はあなたの信用情報が審査されますが。
支払いトラブルがあると厳しくなる
学生に多いのが、スマホ料金の支払いを延滞していて信用情報に傷がついているケースです。
また一人暮らしの方は水光熱費に注意してください。
クレジットカードの審査において、信用情報に傷がないというのは何よりも重要です。
親の年収がいくらだろうと、あなたがだらしなければカード発行が厳しくなります。
大学生の利用限度額は10万円
大学生がクレジットカードを発行した場合、上限額は10万円に設定されることが多いです。
ここの金額はカード会社によって違いがあるものの、学生は大体10万円です。
しかし一部のカード会社では、親権者の同意があれば30万円まで引き上げることができます。
作り方は簡単だけど「親の同意」は必要
学生がカードを発行する場合は、信用情報や年収などの面である意味特別扱いされます。
しかしカードの作り方自体は同じです。
唯一違うのは、未成年の申し込みであれば親の同意が必須であるということです。
またそもそも10代、あるいは学生を禁止しているカードもあります。
まとめ
学生が持つべきクレジットカードは、年会費無料かつあなたの希望に合っているカードです。
ここで紹介したカードはすべて年会費無料なので、もし希望に合うものがあれば持つべきカードです。
20代前半の社会人向けに書いたものあるので、良かったら見てみてください。