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メリットなし?プロパーカードと提携カードの違い

プロパーカード

管理人
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クレカのABC編集長の早瀬(@card_abc)です!

ほとんどの人は知らない「プロパーカード」という言葉。

ポイントは以下3つです。

  1. ブランド発行のクレジットカード
  2. 知らないと大ダメージなメリットやデメリットはない
  3. 長期的に考えると1枚持っておくと良い

この記事では、プロパーカードのメリット&デメリットなど、「普通の提携クレジットカードとの違い」を解説します。

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プロパーカードはいらない?2つのデメリットを解説

プロパーカードは役に立たないカードなんてことはありませんし、むしろ一定以上の品質のカードと言えます。

しかし必須のカードではありません。

特にポイ活民にはあまりおすすめできない理由が2つあります。

1. 年会費が高い

プロパーカードで年会費無料はほとんどありません。

一般ランクでも大体2,000円以上の年会費が発生し、ゴールド以上になると1万円を超えます。

他のカードと比べて全体的にやや高いです。

2. ポイント還元率が低い

プロパーカードはポイント還元率が0.5%前後のものが多いです。

しかもゴールドなどの上位カードを選んでもポイント還元率が同じであることも少なくありません。

そのためポイントではなく保険や保証を手厚くしています。

ポイント高還元率のおすすめクレジットカードランキングTOP3

持つ意味ある?プロパーカード独自のメリット4つ

必須ではないと言いましたが、プロパーカードならではのメリットもあります。

  1. プラチナ以上の上位カードのインビテーションを狙える
  2. 優待サービスが比較的豪華
  3. ステータスが高い
  4. 提携終了に伴うサービス打ち切りがない

それぞれ解説していきます。

1. プラチナ以上の上位カードのインビテーションを狙える

有名なプロパーカードの例としてJCBカードが挙げられます。

JCBカードはGOLD EXTAGEからGOLD、そこからGOLD THE PREMIER、そしてTHE CLASSと、利用していく中で上位カードへランクアップしていきます。

これらはインビテーション(招待状)が届いて、それを受けて入会する形で入手可能です。

中には直接申し込みできるものもありますが、インビテーションを受けて審査を受ける方が優遇されます。

こういった形式はプロパーカード以外ではほとんどありません。

2. 優待サービスが比較的豪華

プロパーカードのデメリットとして、ポイント還元率と年会費を挙げました。

「年会費をとるのにポイントで還元してくれないなんてケチだ!!」

そう思った人もいるかもしれませんが、プロパーカードの場合は還元をポイントより優待サービスで行っています。

そのため提携カードに比べて、豪華な優待サービスや保険を提供していることが多いです。

この傾向は上位カードになるほど顕著に表れます。

3. ステータスが高い

プロパーカードはやはりステータス性が高いです。

例えば楽天プレミアムカードとJCB GOLDだったら、カードランクも年会費も同格なのに、ステータスは圧倒的にJCB GOLDが上です。

若い内はステータスなんて気にしなくても良いですが、30代以上の方はやはり少しは意識しておきたいものですね。

4. 提携終了に伴うサービス打ち切りがない

これはおまけ程度に思ってほしいメリットです。

提携カードだと何かの都合で提携が終了し、カードが利用できなくなる可能性があります。

プロパーカードであれば倒産でもしない限りそれはありません。

各国際ブランドのプロパーカードのメリット

先ほど紹介したメリット4つは、プロパーカード全体に言えることです。

なので今度はブランド別にプロパーカードのメリットを見ていきましょう。

アメックスのプロパーカードのメリット

アメックスはステータスの高さと無制限の限度額が魅力です。

年会費は高いですが、預けたデポジット分は無制限でカードを切れるというのは他にないメリットです。

ステータスが高いカードの代表格はアメックスですし、知名度も文句なく高いです。

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JCBのプロパーカードのメリット

JCBは一言で言うと、コスパの良さが魅力的です。

プロパーカードの中では1番年会費が安く、提携カードとも大差ありません。

そして唯一の日本国内ブランドなので、日本で活躍する特典が多いです。

ただし他のプロパーカードに比べたらステータスはあまり高くないので注意してください。

ちなみにJCBカードの中でもプロパーカードには「JCBオリジナルシリーズ」という名称がついています。

ダイナースクラブのプロパーカードのメリット

日本だと知っている人も少ないかもしれませんが、ダイナースクラブと言えば富裕層御用達のクレジットカードです。

アメックスと並んでステータスの高いクレジットカードでもあります。

また良くも悪くもアメックスほどは普及していないので、持っていると一目置かれやすい"通"なカードでもありますね。

またプロパーカードにしては珍しく、ポイント還元率も高めです。

JCBとアメックスならどっち?おすすめのプロパーカード発表

そもそもプロパーカードとは?提携カードとの違い

プロパーカードとは提携なしのクレジットカード

提携カードの場合

クレジットカードは「カード会社」と「国際ブランド」の2社で提携して発行するのが普通です。

例えば楽天カードであれば

「楽天カード株式会社」と「株式会社ジェーシービー(JCB)」

「楽天カード株式会社」と「ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(VISA)」

などといった具合です。

カード会社単体でカードを作っても、お店で使うことはできず、国際ブランドと提携することで色々なお店で使えるようになります。

プロパーカードの場合

プロパーカードの場合、提携がありません。

なぜなら国際ブランド会社がカードを発行するからです。

なので例えばJCBのプロパーカードであれば、JCB加盟店であれば当然利用できます。

※もしJCBが「VISAも使えるようにしたい」などと考えたら提携が必要

JCB・アメックス・ダイナースクラブが発行

すべてのブランド会社がプロパーカードを発行しているわけではありません。

むしろ発行しているのは3社だけで、JCB・American Express・ダイナースクラブだけです。

他のブランド会社も発行しようとすればできますが、今の所、発行予定はなさそうです。

三井住友VISAカードはVISAのプロパーカードではない

たまに誤解している人がいますが、三井住友VISAカードはプロパーカードではありません。

三井住友とVISAは別会社ですからね。

ただしこの2社には強いつながりがあることもあり、プロパーカードのように思われています。

プロパーカードに絶対的な必要性はない

提携カードとプロパーカードの2種類があるのは、私たち利用者に特別な意味があるのではなく、言ってしまえばカード業界の都合でしかありません。

なのであまり気にしなくてOKです。

持っていても持っていなくても、そんなに大きな損得はありません。

提携カードとの2枚持ちが賢い使い方

絶対的な必要性はありませんが、提携カードとプロパーカードでは長所や短所が違うので両方持っておくのがおすすめです。

例えば普段使いはポイント還元率の高い提携カード、人に見られる場で使うのはプロパーカードといった使い分けは賢いですね。

プロパーカード同士での2枚持ちは基本NG

1つのブランド会社のプロパーカードを2枚持つことは基本的にできません。

例えば「JCBのプロパーカードとアメックスのプロパーカードを1枚ずつ」ならOK。

ただし例外的に2枚持てるケースもあることはあるので、申し込み時に公式HPの記載を確認してみましょう。

プロパーカードの審査

クレジットカードの審査基準はカードごとに決まっています。

なので「プロパーカードの審査」とひとくくりにするのも良くないですが、似た傾向はあるのでその点だけ解説します。

審査難易度は高い

提携カードと違って「審査は余裕・楽勝」といったプロパーカードはほぼありません。

一般ランクを含め、全体的に審査が厳しめです。

特に上位カードの審査難易度は高いので要注意です。

利用実績を重視されやすい

自社プロパーカードの利用実績を重視した審査が行われます。

支払いの滞納経験がある等は論外ですが、毎月毎月問題なく利用し続けている実績があれば高く評価され、審査を有利に進められます。

なのでいずれゴールド以上のプロパーカードがほしいという人は、なるべく早くからそのブランドの一般ランクカードを使っておきましょう。

審査に時間がかかりやすい

提携カードの中には最短数分で審査が終わるようなものもあります。

しかしプロパーカードはどれも公式HPを見る限り最短3日程度は必要です。

厳し目の審査なので、時間もかかってしまうようですね。

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まとめ

プロパーカードについてまとめます。

デメリット

  1. 年会費が高い
  2. ポイント還元率が低い

メリット

  1. プラチナ以上の上位カードのインビテーションを狙える
  2. 優待サービスが比較的豪華
  3. ステータスが高い
  4. 提携終了に伴うサービス打ち切りがない

必ず持つべきものでもありませんが、提携カードにはない魅力があるのも事実です。

上位カードに興味がある人は早めに一般カードを手に入れておきましょう。

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