クレカのABC編集長の早瀬(@card_abc)です!
JCB CARD Wは比較的最近出たばかりのクレジットカードなので、まだ知る人ぞ知るという感じです。
しかしその優良っぷりから、様々なクレジットカードサイトでおすすめされています。
私自身JCB CARD Wはよく使うカードの1枚ですが、使っていく中で気づいたデメリットもあったので今回はそれを解説します。
いま申し込みを検討している方は、ちゃんとデメリットも知った上で判断してください。
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JCB CARD Wの3つのデメリット
私が使ってみて感じたJCB CARD Wのデメリットは以下3つです。
特に3つ目は重要です。
(JCB CARD plus lのデメリットも同じ)
1. nanacoチャージだとポイントが貯まらない
JCB CARD Wはポイントをためやすいカードですが、nanacoにチャージしてもポイントが貯まりません。
他にも以下の電子マネーチャージはポイント対象外です。
- Edy
- モバイルSuica(2019年9月16日以降)
- SMART ICOCA
- おさいふPonta
- 旅プリカ
- JCBプレモカード
- JCBプレモデジタル(ギフティプレモを含む)
- au WALLETプリペイドカード
- ANA JCBプリペイドカード
ふだんプリペイドカードメインで決済している人にとっては少し残念かもしれませんね。
ちなみにプリペイドカードのチャージに使うなら「リクルートカード」が還元率1.2%&チャージでもポイント付与で最強です。
2. JCBスターメンバーズの対象外
一部のJCBカードには「JCB STAR MEMBERS」という制度が適用されています。
JCB STAR MEMBERSとは
JCBカードの年間利用金額30万円以上の会員を対象に、金額に応じて翌年のポイントをアップさせる制度です。
年間利用金額 | プラチナ以上 | ゴールド ネクサス |
その他 |
---|---|---|---|
300万円以上 | 70%UP | 60%UP | 対象外 |
100万円以上 | 60%UP | 50%UP | |
50万円以上 | 30%UP | 20%UP | |
30万円以上 | 20%UP | 10%UP |
例えばJCB GOLDで年間利用額が200万円の場合、【200万×0.5%×160%】となり、年間で1.5万ptの還元(還元率0.75%)です。
元々の還元率は0.5%なのでお得になっていますが、正直大したことありません。
JCB CARD Wを含めた一部のカードは対象外
JCB CARD Wは対象外なので、ポイント還元率は良くも悪くもずっと1%のままです。
JCB CARD W、JCB CARD W plus Lなど、一部JCBスターメンバーズの対象とならないカードがあります。
公式サイトでもJCB CARD Wは対象外と明言されていましたが、それは元々ポイント還元率の高さが業界トップクラスのカードだからです。
先程のJCB GOLDの例と比べても、結局JCB CAR Wの方が還元率は高いですね
3. ポイント還元率が交換先によって変わる
ポイント還元率1%の罠
JCB CARD Wのポイント還元率は実質1%ですが、下がるパターンもあるので注意してください。
私が使っている中で特にデメリットだと感じたのはこの点です。
JCB CARD Wは1,000円利用につき、2ポイント付与(還元率0.2%)です。
しかしこのポイントは利用・交換する時に大体「1pt=5円」として使えるので結果的に1%と言われています。
【体験談】不便だと感じた点
詳細は後述しますが、JCB CARD Wはamazonの支払いに使うとかなりお得なので、amazonで利用し、貯めたポイントもamazonの買い物に使うつもりでした。
その時は507pt持っていたので「5倍で大体2,500円分だ」と思っていましたが、使おうとするとこの画面。
明らかに少ない...ということで調べてみたら、amazon支払いに使う場合は「1pt=3.5円」でした。
結局「1pt=5円」レートのnanacoポイントと交換しました。
ポイントの交換先や使い道については以下を参考にしてください。
⇒ JCBカード「Oki Dokiポイント」の貯め方&使い方
JCB CARD Wの5つのメリット
メリットは以下5つです。
1. 年会費永年無料
JCB CARD Wがポイントを貯めやすい理由の1つが「年会費永年無料」です。
還元率が高くても年会費をとられたらマイナスからのスタートですからね。
特にJCBカードは年会費有料のものが多いので、他のJCBカードと比べたお得さは計り知れません。
2. JCBカードの弱点を消すポイント還元率
JCBカードは人気がありますが、ポイント還元率0.5%のものがほとんどなので、ポイント好きの私としては正直微妙なカード。
ところがJCB CARD Wはポイントが2倍、つまり1%なので、JCBカードで唯一気になっていた点を打ち消してくれています。
なので私は他のJCBカードは使っていませんが、JCB CARD Wだけは日常的に利用しています。
3. 加盟店のポイントアップが強すぎる
最大10倍のポイントアップ
「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」というJCBの加盟店で利用した場合、加盟店に応じてポイントがアップします。
これがめちゃくちゃすごいです...。
企業(例) | ポイント還元率 |
---|---|
スターバックスコーヒー | 10倍 |
洋服の青山 | 5倍 |
Amazon | 3倍 |
セブンイレブン | 3倍 |
小田急百貨店 | 3倍 |
ワタミグループ | 3倍 |
高島屋 | 3倍 |
ニッポンレンタカー | 2倍 |
ビックカメラ | 2倍 |
昭和シェル石油 | 2倍 |
○倍は還元率0.5%を基準に書かれているので、例えばamazonだと合計2%※になります。
私としてはスタバ・amazon・セブンイレブンが重宝しています。
amazonではオリコカードとJCB CARD Wのどっちがお得?
Amazonでお得にポイントを稼げるクレジットカードと言えば、オリコカードが圧倒的に有名です。
同じくAmazonでお得なJCB CARD Wとどっちがお得かと言うと...どちらも同じく2%還元です。
ただ先程記載したように、JCBならスタバとセブンイレブンもお得なので、オリコカードよりこの点は優れています。
以下の記事で紹介するテクニックもネタバレすると、JCB CARD Wを活用するのでぜひ真似してください。
⇒ スタバカードのメリット「最大14.8%お得」とデメリットを解説
4. QUICPayのスマホ決済が意外と便利
QUICPayとは
公式サイトの説明を引用します。
お店の端末にカードやスマートフォンなどをかざすだけでお支払いが完了する「簡単・おトク」な支払い方法です。
JCB CARD WはQUICPay対応しているので、コンビニなどの実店舗でスマホをかざすだけで支払いできます。
私はマネーフォワードという家計簿アプリでお金を管理しており、自動入力してもらうためにすべての支払いをクレカにしているのですが、サインや暗証番号入力で時間がかかるのが面倒。
しかしQUICPayならただかざすだけで、サイン等も必要ないので3倍くらい早いです。
【2020年未定】最大1万円キャッシュバックのキャンペーン
現在は終了していますが、JCBではQUICPay(Applepay)で決済した金額の20%をキャッシュバックするキャンペーンが開かれることがあります。
キャッシュバックの上限金額はJCBカード1枚につき1万円まで。
前回の期間は2019年8月16日 〜 2019年12月15日。
決済が便利でポイントが貯まり、キャッシュバックも受けられるのでお得すぎですね。
5. 貯めたポイントをディズニーで活用できる
JCB CARD Wで貯めたポイントは、ディズニーのチケットやグッズ、ホテルの宿泊券などに利用できます。
JCBとディズニーは提携しているため内容も豊富で、この点は他のカード会社にはない魅力と言えるでしょう。
また楽天でポイントを稼ぎまくっている人なら、楽天ポイントに交換するのもおすすめです。
私はネットは楽天カード、実店舗とamazonはJCB CARD Wで使い分け、楽天ポイントで合算しています。
結局JCB CARD Wを申し込むべき人の特徴3つ
結論としてJCB CARD Wに申し込むべきなのは、以下のどれかに当てはまる人だと感じました。
私はすべて当てはまっているので相性が良いみたいです(笑)
1. スタバ・amazon・ディズニー好き
学生を始めとして、若い世代と相性が良い内容が多いと感じています。
クレジットカードに詳しくない学生ほど有名な銀行系カードを使っていますが、ポイント面では貯めやすさも使い道もJCB CARD Wが圧倒的です。
特にスタバカードチャージでポイント還元率が5.5%になるのは、異常と言えるほどお得なのでスタバ好きで持っていない人はもったいなさすぎます。
⇒ は20代の女性にはJCB CARD W plus lがおすすめ
2. 無料のクレカでたくさんポイントを貯めたい人
「とりあえず何もお金とられなくて、ポイントが貯まりやすい都合良いカードがほしい」という人にもおすすめです。
JCB CARD Wを申し込んだことで損をした、被害にあった、なんてことはありませんからね。
そこはクレカ初心者でも安心して持てるポイントです。
3. 支払いをキャッシュレス化していきたい人
今日本でもキャッシュレス化が進められています。
銀行でいちいちお金を下ろす手間を省いたりポイントを貯めたり、お金の管理をしていきたいという人には、スマホ決済にも対応したJCB CARD Wをおすすめできます。
私は家計簿を1ヶ月継続できたことすらありませんでしたが、支払いをキャッシュレス化することで以下のように管理できるようになりました。
特に2019年10月からキャッシュレスポイント還元施策が日本全国で始まっているので、現金支払いは損でしかありませんよ。
まとめ
復習すると、JCB CARD Wのデメリットは以下です。
- nanacoチャージだとポイントが貯まらない
- JCBスターメンバーズの対象外
- ポイント還元率が交換先によって変わる
これらが気にならない人であれば、申し込んでも後悔することはないでしょう。