クレカのABC編集長の早瀬(@card_abc)です!
クレジットカード裏の署名欄の書き方のルールをご存じですか?
もし「名前書くだけじゃないの?」と思っているならこの記事を読んだ方がいいです。
また「実際書かなくてもいいんでしょ?」と思っている人も署名の意味を理解しておかないとまずいです。
この記事ではクレジットカード裏の署名の意味やルールを解説します。
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クレジットカードの裏に署名するときのルール
ペンは油性ボールペンがおすすめ
署名は油性ボールペンで行いましょう。
他のペンだと、写りにくい上に消えやすいです。
また財布に色移りしにくいという点でも油性ボールペンがおすすめです。
漢字や英語、ひらがな、筆記体など書き方は自由
実は署名の書き方にルールはありません。
そのため漢字でもひらがなでもカタカナでもOKです。
かっこよく書きたい人は、筆記体で書いても良いでしょう。
名字やイニシャルだけでもOK
言語や文体が自由なだけでなく、署名の内容も自由です。
つまり名字だけでも、イニシャルだけでも、イラスト地味たものでもルール上は問題ありません。
【注意】カード裏署名と店でのサインは統一
書き方が自由なカード裏署名ですが、唯一気をつけないといけないルールは、署名とサインを同じものにするということです。
お店で書くサインと、カード裏に記載している内容が同じかどうかで本人確認をするので、これは必須です。
つまりカード裏に漢字のフルネームで書いたにもかかわらず、サインは名字だけ、ひらがなフルネームなどは通用しないということになります。
書き間違えたら消しゴムはNG!再発行しよう
ここまで読んだあなたには、署名の重要性が伝わったと思います。
もう1点お伝えしたいのは、署名を書き間違えたら再発行すべきということです。
なぜなら消しゴムで消して書き直したサインは不正になりますし、書き慣れた内容でないと店でうっかり違うサインをしてしまうからです。
消しゴムを使えばたしかに大体消すことができますが、機械で読み取るとその不正はばれてしまうのでやめましょう。
またかすれてきたら、定期的に重ね書きで濃くしましょう。
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キャッシュカードやデビットカードも署名が必要
→必要。法人口座の場合は、実際に使用する人の名前を書く
キャッシュカードやデビットカードでも署名は必須です。
ルールはクレジットカードと同じです。
また法人口座のカードだとカード契約者ではなく、実際にカードを使用する人の名前を記入します。
クレジットカードの裏に署名する意味
クレジットカードの裏に署名をする理由は3つあります。
それぞれ解説していきますね。
1.署名なしだとお店で使えない
署名の意味
お店でクレジットカード払いをした時、サインを求められますよね。
そのサインは「この私のカードで決済をしましたよ」という同意の意味があります。
そしてその私のカードとは、サインと同じ署名が書いてあるカードを指します。
本来であれば店員は、サインとカード裏署名が同じであることを確認して初めて決済を認めるのです。
そのため署名なしでは本人確認ができず、決済不可能というのが本来の決まりです。
実際に居酒屋で署名なしカードを断られました
以前は私もクレカの裏面に署名をせずに、決済をしていました。
しかしある時「番屋」という居酒屋でカード払いをしようとした際、以下のように言われました。
「申し訳ございません。署名がないと使えないので、今書くか現金での支払いをお願いします。」
きちんと署名のルールを守っている店舗は多くないですが、規則はたしかに存在します。
2.署名欄が無記名だと紛失の際に補償が受けられない
現在は多くのカード会社が、紛失・盗難補償サービスを展開しており、不正利用された金額は負担しなくていいようになっています。
しかし署名なしだと、そもそもその状態であなたがカードを使っていた時点で不正利用です。
そうなると場合によっては補償が受けられないことになります。
そして補償が受けられないと、当然ですが犯人が捕まらない限りあなたに支払い義務があります。
3.盗難されたときに署名されてしまうかも
盗難されて署名をされると色々面倒です。
まず盗難者がお店で我が物顔で、カード払いをできます。
更に署名欄はシグネチュアパネルという偽造防止の印刷技術で作られています。
そのため消しゴムなどで1度付いたサインを消すと分かってしまうんです。
署名を書き直したカードは不正利用の可能性があるので、結果的に再発行する必要があります。
盗難や不正利用の補償は三井住友カードが充実
署名はもちろんですが、セキュリティや補償が手厚いカードを持つのも重要です。
その点では三井住友カードが1番おすすめです。
- ICチップ
- ネットショッピング認証サービス
- 写真入り署名
- セキュリティコード
- 紛失・盗難補償
などなど、不正利用に対する対策が、他のカード会社よりも充実しています。
特に写真入り署名は他のカード会社には中々ありませんが、不正対策として非常に有効です。
こんなときどうする?クレジットカードの署名
最後に、クレジットカードの署名に関するよくある疑問をまとめます。
- 海外でクレジットカードを使うとき
- 署名を書き直して変更したいとき
- 今まで署名せずにカードを使ってしまっていた場合
- クレジットカードごとに署名内容が違っても平気か
- 友人の署名なしクレジットカードで決済を頼まれたとき
- お店の店員にフルネームサインを求められたときの対応
- ETCカードも署名が必要なの?
- 家族カードの署名は誰が書くの?
これで署名に関しては完璧です。
海外でクレジットカードを使うとき
海外でクレジットカードを使う時は、英語でサイン?
その場合は署名も英語に直す?
A.日本語でも英語でもOKです。
相手が読めるかどうかにかかわらず、署名とサインが同じなら問題ありません。
レジ業務の経験がある方はわかると思いますが、海外の方が日本でクレカを使う場合も母国語や英語でサインをしています。
署名を書き直して変更したいとき
1度書いた署名の内容を変更したくなったらどうするか。
A.再発行しましょう
カードの会員サイトから申請できます。
消したり、斜線を引いたりはNGです。
今まで署名せずにカードを使ってしまっていた場合
A.取引が成立しているのであれば、後から何かをする必要はありません。
ただしトラブルが起きた場合は、サインと署名が合っていないことが問題になることもありえます。
今後は署名したカードを使うようにしましょう。
クレジットカードごとに署名内容が違っても平気か
A.問題ありません。
あくまで各クレジットカードとお店でのサインが合っていることが重要です。
ただしカードごとに署名を変えると、サインを書き間違えやすくなるので注意して下さい。
友人の署名なしクレジットカードで決済を頼まれたとき
A.絶対に人のカードで決済してはいけません。
クレジットカードは持ち主が許可しようと、相手が家族だろうと、持ち主以外の利用は認められていません。
場合によってはカードを強制解約させられてしまうこともあります。
さらに貸したカードが悪用されて被害にあった場合は、持ち主の責任となり補償がおりないので、絶対にやめましょう。
お店の店員にフルネームサインを求められたときの対応
店員の中にはクレカ署名&サインのルールを勘違いしており、何でもかんでもフルネームサインを求めてくる人がたまにいます。
本来は説明して納得してもらうべきですが、面倒であれば言われたとおりにサインして良いでしょう。
良くも悪くもそれが問題になることはありません。
ETCカードも署名が必要なの?
必要です。
発行者の名前を記入しましょう。
家族カードの署名は誰が書くの?
家族カードの署名は、利用者の名前を記入します。
つまり本カードの契約者ではなく、そのご家族(利用者)の名前です。
仮に未成年の子どもであったとしても、この利用者の名前を書きましょう。
まとめ
意外と知らないクレジットカード裏署名のルール。
自由に書いてOKなのでゆるいですが、署名自体は重要なものです。
正直書いていなくても問題ないことがほとんどですが、これを読んだあなたはしっかり署名しておきましょう。