クレカのABC編集長の早瀬(@card_abc)です!
2020年の東京オリンピックには注意点があります。
それはチケットの支払いや会場での決済の際に、クレジットカードはVISAしか決済できないという規制です。
MastercardやJCBのクレジットカードを使うことはできないので、持っていない人は事前に用意する必要があります。
この記事では、VISAカードしか使えない理由や、これからVISAカードを用意する人向けのおすすめを紹介します。
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オリンピックではVISAカードしか使えない理由
2020年開催のオリンピックでVISAカードしか使えない理由は、VISAが東京オリンピック2020のスポンサーだからです。
オリンピックの観覧に行く人は、必ず事前にVISAのクレジットカードを用意しておきましょう。
VISAは「東京2020パラリンピックゴールドパートナー」
VISAは1986年から、ワールドワイドパラリンピックパートナーとして、オリンピックおよびパラリンピックを支援しています。
またこれはスポンサーの中でも最長期間のようです。
そのためオリンピック委員会の会長である森喜朗さんにも、非常に感謝されています。
この深いつながりが理由で、「オリンピック関連のクレジット決済をVISA限定にする」という話が実現してしまったようです。
具体的には、現金orクレジットカード(VISA)という仕組みになります。
参照:Visaとオリンピックのパートナーシップ【VISA公式】
オリンピック公式のVISAカードすら発行している
東京オリンピック2020での、VISAを優遇した企画はもう1つあります。
それは東京オリンピック2020限定のクレジットカード発行です。
当然、国際ブランドはVISAだけ。
しかし使わない記念品としてなら良いですが、クレジットカードとしてはおすすめできません。
なぜなら機能があまりにしょぼいからです。。。
チケット購入の現金とVISAカードの違い
東京オリンピック2020のチケットに当選した人は、コンビニかネットで支払いをします。
しかしそれぞれ条件があるので、違いを解説します。
コンビニで現金払い
まずコンビニで支払いをする場合は、現金でしか支払えません。
ただし2つの条件があります。
- 総支払額が30万円未満
- 手数料432円
大量に申し込んでいる人の中には、合計30万円を超えている人もいるので注意しましょう。
また手数料がかかる上にポイントもつかないので、コンビニ決済はおすすめしません。
ネットでクレジットカード払い
ネットでクレジットカード払いをする場合、上限額に制限はありません。
また現金と違って、手数料も0円。
ただし国際ブランドがVISAのクレジットカードでしか、決済できません。
⇒ VISAとJCBとMastercardの違い|クレジットカードと国際ブランド
オリンピック会場での買い物もVISAカード縛り
オリンピック会場での買い物も、カード払いはVISAのみです。
「現金で決済すれば良くね?」
そう思う方もいると思いますが、オリンピックに関してはクレジットカードの用意をしておくべきです。
せっかく4年に1度しかないイベント、しかも東京開催なのに、後悔することになりかねません。
オリンピック観戦はVISAカード必須である4つの理由
それではなぜオリンピックにクレジットカードを用意して行くべきなのかを解説します。
理由は4つです。
順番に理由を解説します。
1.予定外に出費が多くなっても対応可能
「オリンピックは観るだけで、お金は使わない」
そう考えていませんか?
オリンピックを会場で生で観戦したら、興奮し、感動すること間違いなしです。
そうなったら記念にグッズを買いたくなるかもしれませんし、知人に頼まれるかもしれません。
計算より出費が多くなるというのは、あるあるな話です。
2.現金で大金を持っていく必要がなくなる
「でも現金で用意すればいいじゃん」
そんな考えもあるでしょうが、ただでさえ当日は人が多く、しかも興奮状態の場合が多い会場です。
うっかり手荷物や、財布をなくしてしまうかもしれません。
それに大金を持った状態では、100%集中して観戦することはできないでしょう。
3.ポイントを獲得できる
現金ではポイントがつかないというのももったいない点です。
買い物をすればするほど、クレカの場合と比べて損していることになりますからね。
どうせならカード払いでポイントをGETしましょう。
4.万が一なくしてもクレカなら問題なし
最大の理由は、クレジットカードなら紛失しても損しないことです。
現金を紛失してしまったら、誰かが落とし物に届けてくれない限り、そのお金は2度と返ってきません。
しかしクレジットカードなら、なくしたとしても利用停止の電話を1本入れるだけ(5分程度)で解決します。
仮に気づくのが遅く不正利用されてしまっていたとしても、紛失・盗難補償付きのカードなら全額補償してもらえるので、お金が返ってきます。
オリンピックに向けて用意したい!おすすめのVISAカード3枚
オリンピック当日までにクレカが必須な理由をお話したところで、具体的におすすめなカードを3枚紹介します。
セキュリティの堅さ、審査の甘さ、ポイント還元率のどれを優先するかで、GETすべきカードが変わります。
また国際ブランドが選べるカードの場合、申込時にVISAを選択するのを忘れないでください。
セキュリティの堅い三井住友VISAクラシックカード
紛失した際を含め、セキュリティを信用できるカードがほしい場合は、三井住友VISAカード一択です。
三井住友VISAカードにはたくさんのセキュリティ対策が施されています。
- 業界最高水準の24時間不正使用検知システム
- ICチップ
- 持ち主の写真掲載
- 紛失・盗難補償
- ネットショッピング認証サービス
特に免許証のように、持ち主の写真を掲載しているクレジットカードはほとんどありません。
これがあるだけで、不正利用される可能性は格段に下がりますよ。
審査が超甘いライフカードCH(年会費あり)
「金融トラブルを起こしてしまった」
「自営業者になって審査に通らなくなった」
こういった人は、クレカ発行が難しい人に向けて作られた「ライフカードCH(年会費あり)」をおすすめします。
ライフカードにはいくつか種類がありますが、あなたが選ぶべきはライフカードCHと呼ばれる年会費5,000円のカードです。
高い年会費の代わりに、他のカードなら絶対に審査通過不可能な人にもカードを発行してくれるので、合格率は高いです。
ポイント還元率が高いリクルートカード
ポイントがたくさん貯まるカードを希望する方は、リクルートカードが良いでしょう。
リクルートカードは年会費永年無料にもかかわらず、還元率1.2%です。
ほとんどのクレジットカードの還元率は0.5~1.0%なので、リクルートカードはトップクラスと言えます。
Suicaのチャージでもポイントが貯まるので、会場までの交通費ですらポイントを貯めましょう。
まとめ
東京オリンピック2020では、VISAカードの用意が必須です。
審査に時間がかかったり、落ちてしまうこともあるので、すぐに準備しておきましょう。
くれぐれも当日、現金だけで乗り込んで、せっかくのオリンピックを嫌な思い出にしないでくださいね。